Model's Talk

モデルに興味がある人、モデルになりたい人のための、モデルの基礎知識

オーディション

モデルが仕事をするためには、ほとんどがオーディションを受けて、
選ばれなければなりません。これを知らない人は案外多くて、モデルになれば、
事務所から自動的に仕事が割り振られると思っている人がほとんどです。

おまけに、オーディションにかかる費用(交通費・洋服代など)はすべて自費です。

確かに、書類審査だけで決まる仕事もあれば、クライアント(モデルの仕事の発注先)から、 その事務所の中で5人などと依頼があり、マネージャーがスケジュールやモデルのタイプなどを 考えて5人選ぶという仕事もあります。

しかし、やはり大きな仕事は、どの事務所からもモデルが大勢集まり、その中から勝ち取らなければならないのです。

では、そのモデルオーディションではどのようなことが行われているのでしょうか?
ここではみなさんに、仕事別に、よくあるタイプのオーディションをバーチャル体験していただきましょうっ(^・^)

※CAUTION
ここで取り上げるのは、関西のモデルオーディションの一つの例であり、
地域により、事務所により、例外も多々あることをご了承ください。


Show

○月○日 2004 S/S 大○コレクションの場合

毎年恒例の大○コレクションのオーディションの時期になりました。
あなたの自宅のFAXにオーディションの詳細が送られてきます。

※持ち物、時間、場所(地図付き)はFAXでオーディションのつど送られてきます。 FAXが無いと、この全てを電話で聞いて書き取らないといけない!

『え~っと、持ち物はコンポジ6部(受けるブランドの数)に黒のパンプスで、足見せか~。いつもどおりね♪』

ショーのオーディションで必ずいる持ち物が

  • ・コンポジ
  • ・パンプス

※BOOKが含まれる時もあるが、人数が多いと見てもらえないことも多い。
(持ち物については『モデル7つ道具』参照)

そして、ほとんどが足見せで行かなければいけません。
ショーに大切なのはスタイルとウォーキングですから、足がよく見えるミニスカートか、ショートパンツが必須です!

『この日のために、足が一番キレイに見えるスカート買ったのよね~。それはいて行こっ!』

そして、オーディション当日、指定された場所に時間どおり向かいます。

『マイドーム大○のAホールにPM6:00ね。』

※私はだいたい10分前くらいに行く事が多い。待たされるよりは早く済ませて帰りたいから(笑)
オーディションの遅刻は仕事が押して遅れる時以外は、論外です!

※場所は、どこかのビルの広い会議室みたいな所が多いかな?そのショーの演出会社の事務所でオーディションの場合もあります。

マイドームに着くと、もうオーディションを受けて帰るモデルと、すれ違いました。
その中によく知っているM事務所のY子の顔が。。。

『どうだった~?』と話しかけるあなた。
「あいかわらず、すっごい人数(>_<) 30分は待たされると思うよっ!」

エレベーターでAホールにつくと、ホールの外も中もモデルで溢れかえっていました。

※ここで、新人の頃なんかは『あ~もうダメだ(>_<)』なんて迫力負けしちゃったりね。
いろんな事務所から集まった、それぞれのモデルがメイク直ししたり、BOOK見せ合ったり、情報交換のおしゃべりに夢中だったりで、 でもその誰もが『仕事とるぞー!!』という熱意を秘めてるので、独特の雰囲気ですね~。

部屋に入る前に受付の机があり、そこで事務所と名前を言い、コンポジを6部わたします。

※そこで、番号札をもらうこともあるし、来た順番にポラロイドで写真を撮られることもあります。

「○番目なので中で座ってお待ちください。」

部屋に入ると、一番奥には机があり、今回参加するデザイナー・演出家のIさん、Tさんらが並んで座って審査しています。
その前をモデルが二人ずつ、ウォーキングしていました。

その両側では、モデルたちが座って自分の順番を待っています。
あなたも座って、他のモデルたちのウォーキングを見ながら、高鳴る胸の鼓動を抑えて自分の順番を待ちます。

『あ~、早く終わってくれーっ!同じモデルたちの前で歩くのが一番イヤなのよ~(>_<)』

とうとう、あなたの順番が来ましたっ!
一緒に歩くのは、同じ事務所の、あなたより若くかわいいKちゃん。

『キャーっ!!よりによって、こんなかわいいコと。。。でも、でも、頑張るしかないっ!』

「ワンウォークで結構ですので、音楽を聴いて自由に歩き出してください。」

ここで、モデル用語解説
★1(ワン)・2(ツー)ウォークとは?
歩き出し位置からトップ(舞台の一番前)まで行き、最初の位置まで帰ってくると1ウォーク、2往復が2ウォークとなる。

※歩き方に注文を出される時もあります。
たとえば。。。
・2ウォーク歩いて。
・真ん中でターン入れて。
・1ウォーク目と2ウォーク目は雰囲気変えてね。
・この音楽の雰囲気に合わせて歩いて。など

頭が真っ白のうちにオーディションは終わってしまいました。

自分がどんな顔で、どこでターンを入れたか、どんなポーズをとったかなんて、全然覚えていません。
でも演出家のIさんはあなたをこれっぽっちも見ず、一緒に歩いたKちゃんばかりを見ていたことは覚えています。

『あ~、やっぱりダメなんだろうなぁ。。。』

救いは大御所のデザイナーKさんがあなたをずっと見つめてくれていたことぐらいでしょうか?

そして、この1週間後、マネージャーの電話で、あなたはKさんのコレクション出演が決まった事を知るのです。


と、まぁこんなカンジです。
どうです?少しは自分がオーディションを受けてる気持ちになれました?(^。^)

まだまだ他にもいろんなパターンがあります。

※オーディションに落ちたか、とても分かりやすいのが、 ピンっときたコだけ、そのブランドの服を着て、もう一度歩く時。(こういう時『よっしゃーっ!』ってカンジ)(笑)

※昔、ツモリチサトのオーディションを受けた時のこと。
いきなり水着を渡され、「これで歩いてみて」と言われました。
これには焦りましたねーっ!!
普段、予告もなく、水着を着るオーディションなんてなかったので。
みなさん、いつ、何が来ても大丈夫な心構えでいましょうねっ!

話がそれた。。。

ウォーキングは、一人一人見てもらえる場合もあれば、人数多ければ3人いっせいに歩く時もあり。 また、待ってるモデル全員が見てる前で歩く時もあれば、順番に別室で歩く時もありです。

一番サイアクなのは、何十人のライバルが見てる前で、3人でウォーキングですかね?
一番緊張するし、一緒に歩くと上手い下手が一目瞭然で、ヒドイ時なんか、ホントに演出家が自分のこと、一目も見ないで、一緒に歩いてるほかのモデルだけ見てる時なんか、泣いて帰りたいくらいデス(>_<)

受けるモデルの数が極端に多い時は、例で見たように、1ウォークで、二人歩きですが、 一番多いのは2ウォークを、一人ずつですね。

自分の持ち時間はせいぜいBOOKを見てもらう時間と2ウォーク歩く間だけなので3分。 この3分で仕事が取れるかどうか決まります。

この短い時間にいかに自分を出しきれるかが勝負。
この3分のために、自分の順番が来るまで30分以上待たされることもあります。
だから私は早めに行くんですけどね。

オーディションに来る人数は、多いときでは何百人。大○コレクションのオーディションが一番多くのモデルを見る時かな?
あまり人数が多いと事務所ごとに時間が分けられているので、実際何人の中から何人選ばれるのか分かりません。

ショーの場合、決定するモデルの数はそのショーの規模によりますが、だいたい5~8人くらいが多いのではないでしょうか?

すごく低い確率ですね~。

※ヘアーショーの場合は、足見せじゃない場合が多いが、この場合は髪の毛を下ろして行かなければならない。 ヘアーショーの場合は、オーディションがそのサロンの中で行われることが多い。

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CM(コマーシャル)

CMのオーディションは、結構面白いものが多いです。
まず、オーディションシートを書かされることがあります。

    ・名前
    ・年齢
    ・事務所
    ・身長
    ・スリーサイズ

    など。

そのシートを胸のところで持って、ビデオの前に立ち、簡単な自己紹介をします。

続いて、あらかじめ、そのCMのラフ画(コマ割りが、絵で描かれている)を見せられているので、それと同じように演技してみます。

たとえば。。。

  • お母さん役で子供をあやす。
    「たかい、たか~い!」「べろべろば~(^。^)」
  • アロエヨーグルトのCMで、生のアロエを実際にかじり『私はアロエ派!!』とセリフを言う。
    (生アロエは食べた人にしか分からないくらい、すっごいエグイ!!です)
  • 梅干し食べて、すっぱい顔してみて!とか。

何が難しいって、実際は子供も梅干しも無いってとこなんです。
あると思って演技するのって、ホント大変(>_<)

中には
「何か下のほうから、楽しい、うれしいものが沸きあがってきて、それを抱きかかえてみてください。」
なんて、得体の知れないものを想像しなきゃならないことも(笑)

CMがとれるかどうかは、向こうから要求されることを、いかに表現できるかで決まります。 CMオーディションには、劇団の人も受けにきている事が多いのですが、やっぱり、演技はお上手ですねぇ。

だから、モデルさんの中にも、負けずにお芝居のレッスンを受けている人も結構います。 CMに限らず、スチールもショーも『表現する』ということでは、同じだし、 そのシチュエーションの人物になりきるという意味では、モデルもセリフは無くても役者と同じですもんね。

そう考えると、今、モデル出身の俳優さんが多いのもうなずけます。 また、同じ『表現する』という意味でダンスレッスンを受けているモデルも。 リズム感もモデルにとって必要な要素だと思います。

このように、日々努力しているモデルは少なくありません。

そんなモデルたちの中で仕事を取り合うのですから、仕事をいただいた時には、本当に心からうれしいし、 その分、仕事への責任感やプレッシャーも人一倍!

そして、見事に仕事をやりきったと感じられた時、『良かった』と人から評価された時の喜びは言葉で表せないほどです。

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sen-se代表:月乃
センス代表:豊川 月乃
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