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○月○日 2004 S/S 大○コレクションの場合
毎年恒例の大○コレクションのオーディションの時期になりました。
あなたの自宅のFAXにオーディションの詳細が送られてきます。
『え〜っと、持ち物はコンポジ6部(受けるブランドの数)に黒のパンプスで、足見せか〜。いつもどおりね♪』
ショーのオーディションで必ずいる持ち物が
そして、ほとんどが足見せで行かなければいけません。
ショーに大切なのはスタイルとウォーキングですから、足がよく見えるミニスカートか、ショートパンツが必須です!
『この日のために、足が一番キレイに見えるスカート買ったのよね〜。それはいて行こっ!』
そして、オーディション当日、指定された場所に時間どおり向かいます。
『マイドーム大○のAホールにPM6:00ね。』
マイドームに着くと、もうオーディションを受けて帰るモデルと、すれ違いました。
その中によく知っているM事務所のY子の顔が。。。
『どうだった〜?』と話しかけるあなた。
「あいかわらず、すっごい人数(>_<) 30分は待たされると思うよっ!」
エレベーターでAホールにつくと、ホールの外も中もモデルで溢れかえっていました。
部屋に入る前に受付の机があり、そこで事務所と名前を言い、コンポジを6部わたします。
「○番目なので中で座ってお待ちください。」
部屋に入ると、一番奥には机があり、今回参加するデザイナー・演出家のIさん、Tさんらが並んで座って審査しています。
その前をモデルが二人ずつ、ウォーキングしていました。
その両側では、モデルたちが座って自分の順番を待っています。
あなたも座って、他のモデルたちのウォーキングを見ながら、高鳴る胸の鼓動を抑えて自分の順番を待ちます。
『あ〜、早く終わってくれーっ!同じモデルたちの前で歩くのが一番イヤなのよ〜(>_<)』
とうとう、あなたの順番が来ましたっ!
一緒に歩くのは、同じ事務所の、あなたより若くかわいいKちゃん。
『キャーっ!!よりによって、こんなかわいいコと。。。でも、でも、頑張るしかないっ!』
「ワンウォークで結構ですので、音楽を聴いて自由に歩き出してください。」
ここで、モデル用語解説
★1(ワン)・2(ツー)ウォークとは?
歩き出し位置からトップ(舞台の一番前)まで行き、最初の位置まで帰ってくると1ウォーク、2往復が2ウォークとなる。
頭が真っ白のうちにオーディションは終わってしまいました。
自分がどんな顔で、どこでターンを入れたか、どんなポーズをとったかなんて、全然覚えていません。
でも演出家のIさんはあなたをこれっぽっちも見ず、一緒に歩いたKちゃんばかりを見ていたことは覚えています。
『あ〜、やっぱりダメなんだろうなぁ。。。』
救いは大御所のデザイナーKさんがあなたをずっと見つめてくれていたことぐらいでしょうか?
そして、この1週間後、マネージャーの電話で、あなたはKさんのコレクション出演が決まった事を知るのです。
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